一時期超期待されてたけど、フタを開けてみたら副作用は多いは効かないわで非常にアレな感じのあるイレッサの、致死的な副作用である間質性肺炎が胃薬であるセルベックスで予防できたってお話。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E2E2E0858DE0E2E3E2E0E2E3E39180EAE2E2E2
ライター稼業のさなかで拾った科学や医学を中心とした小ネタをご紹介。科学に関するくっだらねえことや笑える話も織り交ぜて、読んでくれた人がちょろっとでも「科学っておもしろい!」って思ってくれたら幸いです。
2011年10月23日日曜日
2011年10月16日日曜日
糖尿病患者は2倍ボケやすい -久山町研究
九州大がやってる疫学研究で「久山町研究」てのがあるんですよ。
久山町って街で、生活習慣と病気がどう関係しているかを50年にわたって調べ続けてる。
久山町ってのは人口比率とか、職業構成とかが日本の平均に近いそうで、ここで起こってることはおおくの日本人に適用できそうってことと、かなり詳細な調査(たとえば久山町でなくなった方は8割くらいが解剖されて死因が究明されてます)が行われてるってことで、医療者や医学研究者の間ではかなり有名な研究なんですな。
その研究の一環として、60才以上の「認知症ではない」と判定された人を15年追跡調査してみたら、どうやら糖尿病、どころか「糖尿病の手前」といえる耐糖能異常でも認知症発症リスクが高くなってたというお話。
Glucose tolerance status and risk of dementia in the community The Hisayama Study
Neurology 2011:77.12 1126
久山町って街で、生活習慣と病気がどう関係しているかを50年にわたって調べ続けてる。
久山町ってのは人口比率とか、職業構成とかが日本の平均に近いそうで、ここで起こってることはおおくの日本人に適用できそうってことと、かなり詳細な調査(たとえば久山町でなくなった方は8割くらいが解剖されて死因が究明されてます)が行われてるってことで、医療者や医学研究者の間ではかなり有名な研究なんですな。
その研究の一環として、60才以上の「認知症ではない」と判定された人を15年追跡調査してみたら、どうやら糖尿病、どころか「糖尿病の手前」といえる耐糖能異常でも認知症発症リスクが高くなってたというお話。
Glucose tolerance status and risk of dementia in the community The Hisayama Study
Neurology 2011:77.12 1126
2011年10月13日木曜日
鼻の細胞で糖尿病が治る?
またも産総研の浅島先生のグループの研究。Wnt3つながりで。
嗅球(脳の一部で嗅覚を司る)と海馬の神経細胞を使って糖尿病が治せる。かもってお話。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/emmm.201100177/abstract
嗅球(脳の一部で嗅覚を司る)と海馬の神経細胞を使って糖尿病が治せる。かもってお話。
Insulin biosynthesis in neuronal progenitors derived from adult hippocampus and the olfactory bulb
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/emmm.201100177/abstract
2011年10月6日木曜日
重版だ!
「仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング」
さっそく重版だそうで。
イヤッホゥ!
なんや初動がずいぶん早かったとのこと。
ありがたいありがたい。
買って下さってるみなさんありがとう!
ぜひスロージョギングもはじめてみて下され。
そして買ってない人、立ち読みでもいいからちょっと読んで、走ってごらんな。
秋になって走りやすい気候になってきたし。
マジ、頭の調子よくなるッスよ。
カゼもひかなくなるしな。
さっそく重版だそうで。
イヤッホゥ!
なんや初動がずいぶん早かったとのこと。
ありがたいありがたい。
買って下さってるみなさんありがとう!
ぜひスロージョギングもはじめてみて下され。
そして買ってない人、立ち読みでもいいからちょっと読んで、走ってごらんな。
秋になって走りやすい気候になってきたし。
マジ、頭の調子よくなるッスよ。
カゼもひかなくなるしな。
2011年10月4日火曜日
「走れば脳が若返る」新たな証拠
産総研ニュースより。
記憶を司る海馬の「アストロサイト細胞」が作るタンパクWnt3が神経細胞が増殖する起点になることは以前から知られていた。
そのアストロサイト細胞が、老化するほどWnt3を作る能力が低下すること、そして、ストレスにならない程度の軽い運動(ランニング)でWnt3を作る能力が向上し、新しく生み出される神経細胞の数が増加することなどがわかった。
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20110808/nr20110808.html
記憶を司る海馬の「アストロサイト細胞」が作るタンパクWnt3が神経細胞が増殖する起点になることは以前から知られていた。
そのアストロサイト細胞が、老化するほどWnt3を作る能力が低下すること、そして、ストレスにならない程度の軽い運動(ランニング)でWnt3を作る能力が向上し、新しく生み出される神経細胞の数が増加することなどがわかった。
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20110808/nr20110808.html
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