米気管食道科学会の学会誌に「鼻血なら塩漬け肉鼻に突っ込んどけよ」って論文が掲載された、というお話。
イヤ、マジでマジで。
「グランツマン血小板無力症患者におけるコントロール不能な鼻出血に対する塩漬け豚肉を用いた圧迫止血法」
Nasal packing with strips of cured pork as treatment for uncontrollable epistaxis in a patient with Glanzmann thrombasthenia.
ライター稼業のさなかで拾った科学や医学を中心とした小ネタをご紹介。科学に関するくっだらねえことや笑える話も織り交ぜて、読んでくれた人がちょろっとでも「科学っておもしろい!」って思ってくれたら幸いです。
2012年1月31日火曜日
2011年11月27日日曜日
ガンが見える時代-スプレーでガンを可視化-
東大の浦野泰照教授とNIHの小林久隆主任研究員のグループが、スプレーするだけでがん部位だけを見えるようにする試薬の開発に成功した。
1分くらいで発色し、こんな感じに見えるということでScience Translational Medicineの表紙を飾った。
写真はマウスの腸間膜。緑に光ってるのが腸間膜に転移した卵巣ガンの固まり。
Science Translational Medicine 11/23に掲載された。
http://stm.sciencemag.org/content/3/110/110ra119
1分くらいで発色し、こんな感じに見えるということでScience Translational Medicineの表紙を飾った。
写真はマウスの腸間膜。緑に光ってるのが腸間膜に転移した卵巣ガンの固まり。
Science Translational Medicine 11/23に掲載された。
http://stm.sciencemag.org/content/3/110/110ra119
2011年11月8日火曜日
近赤外線でガンを撃つ!
NEJMより、新しいガンの治療法のお話。
近赤外線でガンを攻撃する、新しい(でもないけど)方法の動物実験が成功した、って話だ。
近赤外線でガンを攻撃する、新しい(でもないけど)方法の動物実験が成功した、って話だ。
Shedding Light on Immunotherapy for Cancer
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMcibr045001
2011年10月23日日曜日
イレッサの副作用が胃薬で防げる?
一時期超期待されてたけど、フタを開けてみたら副作用は多いは効かないわで非常にアレな感じのあるイレッサの、致死的な副作用である間質性肺炎が胃薬であるセルベックスで予防できたってお話。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E2E2E0858DE0E2E3E2E0E2E3E39180EAE2E2E2
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E2E2E0858DE0E2E3E2E0E2E3E39180EAE2E2E2
2011年10月13日木曜日
鼻の細胞で糖尿病が治る?
またも産総研の浅島先生のグループの研究。Wnt3つながりで。
嗅球(脳の一部で嗅覚を司る)と海馬の神経細胞を使って糖尿病が治せる。かもってお話。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/emmm.201100177/abstract
嗅球(脳の一部で嗅覚を司る)と海馬の神経細胞を使って糖尿病が治せる。かもってお話。
Insulin biosynthesis in neuronal progenitors derived from adult hippocampus and the olfactory bulb
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/emmm.201100177/abstract
2011年10月4日火曜日
「走れば脳が若返る」新たな証拠
産総研ニュースより。
記憶を司る海馬の「アストロサイト細胞」が作るタンパクWnt3が神経細胞が増殖する起点になることは以前から知られていた。
そのアストロサイト細胞が、老化するほどWnt3を作る能力が低下すること、そして、ストレスにならない程度の軽い運動(ランニング)でWnt3を作る能力が向上し、新しく生み出される神経細胞の数が増加することなどがわかった。
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20110808/nr20110808.html
記憶を司る海馬の「アストロサイト細胞」が作るタンパクWnt3が神経細胞が増殖する起点になることは以前から知られていた。
そのアストロサイト細胞が、老化するほどWnt3を作る能力が低下すること、そして、ストレスにならない程度の軽い運動(ランニング)でWnt3を作る能力が向上し、新しく生み出される神経細胞の数が増加することなどがわかった。
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20110808/nr20110808.html
2011年9月29日木曜日
末期白血病患者を全快させた、遺伝子操作の新技術
ペンシルバニア大の報告。
患者のT細胞に遺伝子改変を施し、体に戻すという新しい治療法により、末期の慢性リンパ急性白血病が完治したとのこと。
より簡単に言えば、T細胞の遺伝子を改変したら、「手の施しようがない」と診断されるレベルの末期白血病患者2人が完治、1人が寛解した、ということになる。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1103849
(解説:http://journals.lww.com/oncology-times/blog/onlinefirst/pages/post.aspx?PostID=285)
患者のT細胞に遺伝子改変を施し、体に戻すという新しい治療法により、末期の慢性リンパ急性白血病が完治したとのこと。
より簡単に言えば、T細胞の遺伝子を改変したら、「手の施しようがない」と診断されるレベルの末期白血病患者2人が完治、1人が寛解した、ということになる。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1103849
(解説:http://journals.lww.com/oncology-times/blog/onlinefirst/pages/post.aspx?PostID=285)
2011年9月27日火曜日
ハゲの人に朗報!(かも)--毛が生える「スイッチ」解明される?
ハゲに光を! いや、光が暗くなるって話なんですがね。
毛が生える仕組みが解明されつつある。
米エール大 エリック・ファスタらは、マウスの毛根の周りに存在する”脂肪前駆細胞”が、毛髪の休止期から成長期にかけて活性化し、皮膚幹細胞を再生に関与するとともに、毛包の幹細胞の活性化にも必須であることを明らかにした。
さらに、毛包の活性化にはPDGF(血小板由来成長因子)が必要であることも見いだした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21884937
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110925-OYT1T00742.htm
毛が生える仕組みが解明されつつある。
米エール大 エリック・ファスタらは、マウスの毛根の周りに存在する”脂肪前駆細胞”が、毛髪の休止期から成長期にかけて活性化し、皮膚幹細胞を再生に関与するとともに、毛包の幹細胞の活性化にも必須であることを明らかにした。
さらに、毛包の活性化にはPDGF(血小板由来成長因子)が必要であることも見いだした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21884937
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110925-OYT1T00742.htm
2011年9月21日水曜日
サメのエキスでウイルス撃退
サメはウイルスに感染しないとか、他の魚がかかる感染症にかからないことが知られており、体内に独自の免疫機構か、あるいは抗菌物質を持っているのでは、と言われていた。
そんななかで1993年、ジョージタウン大学のザスロフは、ツノザメから「スクアラミン」という、コレステロールと類似した物質を抽出することに成功した。
この物質は癌や目の病気に効果があるらしいことがわかっており、現在すでに数百人規模の臨床試験に供されている。
スクアラミンが注目されているのは、その機能がこれまで知られている抗ウイルス物質はおろか、既知のあらゆる化学物質と異なる点にある。
そして今回、このスクアラミンがヒトに感染するデング出血熱ウイルスやB型・D型肝炎ウイルスの感染を阻止する能力があるようだ、という報告がなされた。
http://www.pnas.org/content/early/2011/09/13/1108558108.full.pdf+html
2011年9月20日火曜日
ゲーマーがHIV患者を救う?
科学者達が10年かかって解析できずにいたある酵素の構造解析を、ゲーマー達が3週間で成し遂げてしまったというお話。
この酵素はM-PMV retroviral proteaseと呼ばれるもので、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)などのレトロウイルスの分子を切断する酵素であり、うまくすればレトロウイルス感染症の解決につながるかも知れない、というシロモノ。
しかし、酵素が発見され、DNA解析が終了し、アミノ酸構造がわかってから10年もの間、この酵素を臨床に応用することはできないままに終わっていた。
この酵素はM-PMV retroviral proteaseと呼ばれるもので、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)などのレトロウイルスの分子を切断する酵素であり、うまくすればレトロウイルス感染症の解決につながるかも知れない、というシロモノ。
しかし、酵素が発見され、DNA解析が終了し、アミノ酸構造がわかってから10年もの間、この酵素を臨床に応用することはできないままに終わっていた。
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